Linux dfコマンド入門
ディスク空き容量を確認する
dfコマンドは、ファイルシステム(パーティション)ごとのディスク使用量と空き容量を表示するコマンドです。ディスクの残り容量を素早く確認できます。
こんな人向けの記事です
- サーバーのディスク空き容量を確認したい人
- どのパーティションが容量不足か調べたい人
- ディスク容量の監視を行いたい人
Step 1dfコマンドの基本
dfコマンドを実行すると、マウントされているすべてのファイルシステムの容量情報が表示されます。
ターミナル
# 基本的な使い方
df
# 人間が読みやすい形式で表示(最も使う)
df -h
Step 2よく使うオプション
dfの主要なオプション一覧です。
| オプション | 説明 |
|---|---|
-h | 人間が読みやすい形式(K, M, G)で表示 |
-T | ファイルシステムの種類も表示 |
-i | inode(ファイル数)の使用状況を表示 |
-t ext4 | 特定のファイルシステム種類のみ表示 |
-x tmpfs | 特定のファイルシステム種類を除外 |
--total | 合計行を追加 |
Step 3出力の見方
dfの出力に含まれる各列の意味を理解しましょう。
ターミナル
df -hT
| 列名 | 説明 |
|---|---|
| Filesystem | デバイス名(/dev/sda1 など) |
| Type | ファイルシステムの種類(ext4, xfs など) |
| Size | パーティションの総容量 |
| Used | 使用済み容量 |
| Avail | 利用可能な空き容量 |
| Use% | 使用率(パーセント) |
| Mounted on | マウントポイント |
Use% が 90% を超えたら注意
ディスク使用率が90%を超えるとシステムに問題が起きやすくなります。特にルートパーティション(/)は常に余裕を持たせましょう。
Step 4特定のファイルシステムを確認する
特定のディレクトリやパーティションだけを確認する方法です。
ターミナル
# 特定ディレクトリが属するパーティションの容量
df -h /var/log
# 実ディスクのみ表示(tmpfs等を除外)
df -h -x tmpfs -x devtmpfs -x squashfs
# inode使用状況の確認
df -ih
inodeの枯渇にも注意
小さなファイルが大量にある場合、ディスク容量は余っていてもinodeが枯渇することがあります。df -i で確認できます。
Step 5実践的な活用例
ディスク容量管理でよく使うパターンです。
ターミナル
# 使用率が高いパーティションだけ表示
df -h | awk 'NR==1 || +$5 >= 80'
# 容量不足の調査手順
df -h # 1. どのパーティションが不足か確認
sudo du -h -d 1 / | sort -rh | head # 2. 原因ディレクトリを特定
# 定期監視用のワンライナー
df -h / | awk 'NR==2{print "Root disk usage: "$5}'