Linux mountコマンド入門
ストレージデバイスをマウントする
mountコマンドは、USBメモリや外付けHDDなどのストレージデバイスをLinuxのファイルシステムに接続(マウント)するコマンドです。
こんな人向けの記事です
- 外部ストレージをLinuxで使いたい人
- マウント・アンマウントの仕組みを理解したい人
- 起動時の自動マウント設定を行いたい人
Step 1マウントとは
Linuxでは、ストレージデバイスを使うために「マウント」という操作が必要です。マウントとは、デバイスのファイルシステムをディレクトリツリーの特定の場所に接続することです。
ターミナル
# 現在マウントされているデバイスの確認
mount
# 見やすくフィルタリング
mount | grep "^/dev"
Step 2デバイスの確認
マウント前に、接続されているデバイスを確認します。
ターミナル
# ブロックデバイスの一覧(最もわかりやすい)
lsblk
# 詳細なデバイス情報
sudo fdisk -l
# UUIDの確認
sudo blkid
lsblk が便利
lsblk はツリー形式でデバイスとパーティションの関係を表示してくれるので、どのデバイスにどのパーティションがあるか一目でわかります。
Step 3マウントの実行
デバイスをマウントポイント(ディレクトリ)に接続します。
ターミナル
# マウントポイントを作成
sudo mkdir -p /mnt/usb
# デバイスをマウント
sudo mount /dev/sdb1 /mnt/usb
# ファイルシステムの種類を指定してマウント
sudo mount -t ntfs /dev/sdb1 /mnt/usb
# 読み取り専用でマウント
sudo mount -o ro /dev/sdb1 /mnt/usb
# マウントの確認
df -h /mnt/usb
Step 4アンマウント
デバイスを取り外す前に、必ずアンマウントを行います。
ターミナル
# アンマウント
sudo umount /mnt/usb
# デバイス名でもアンマウント可能
sudo umount /dev/sdb1
「target is busy」エラーが出たら
マウントポイント内のファイルを使用中のプロセスがあるとアンマウントできません。lsof /mnt/usb で使用中のプロセスを確認し、終了させてから再度アンマウントしてください。
Step 5自動マウントの設定(fstab)
OS起動時に自動的にマウントするには /etc/fstab に設定を記述します。
ターミナル
# UUIDの確認
sudo blkid /dev/sdb1
# /etc/fstab に追記(例)
# UUID=xxxx-xxxx /mnt/data ext4 defaults 0 2
# fstabの変更をテスト(安全な確認方法)
sudo mount -a
fstab の編集は慎重に
fstabの記述を間違えるとOSが起動しなくなる可能性があります。編集後は必ず sudo mount -a でテストしてください。
Step 6実践的な活用例
よくあるマウント作業のパターンです。
ターミナル
# USBメモリの接続から取り外しまで
lsblk # デバイス確認
sudo mkdir -p /mnt/usb # マウントポイント作成
sudo mount /dev/sdb1 /mnt/usb # マウント
ls /mnt/usb # 中身を確認
sudo umount /mnt/usb # 安全に取り外し
# ISOファイルをマウント
sudo mount -o loop image.iso /mnt/iso
# NFSの共有フォルダをマウント
sudo mount -t nfs server:/share /mnt/nfs