HTMLファイルは、Webページを作成するための基本的なファイルです。メモ帳やテキストエディタで作成でき、ブラウザで開くとWebページとして表示されます。この記事では、HTMLファイルの構造を1つずつ丁寧に解説し、はじめてのWebページを作成する手順を紹介します。
HTMLファイルの作成手順
HTMLファイルを作成するために特別なソフトは必要ありません。Windows標準の「メモ帳」やmacOSの「テキストエディト」でも作成できます。より便利なテキストエディタとして、Visual Studio Code(VS Code)がおすすめです。
以下のコードをテキストエディタにコピーして、「index.html」という名前で保存してみましょう。拡張子を.htmlにすることが重要です。
<!doctype html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>はじめてのWebページ</title>
</head>
<body>
<!-- これはコメントです。ブラウザには表示されません -->
<p>ホームページに表示したい文字を入力します。</p>
<p>2つ目の段落です。</p>
</body>
</html>
保存したファイルをダブルクリックするか、ブラウザにドラッグ&ドロップすると、Webページとして表示されます。
HTMLファイルの構造を理解する
HTMLファイルは決まった構造を持っています。各部分の役割を順番に見ていきましょう。
Step 1 <!doctype html>
このファイルがHTML文書であることをブラウザに宣言します。すべてのHTMLファイルの先頭に必ず記述します。
Step 2 <html lang="ja">
HTML文書全体を囲むタグです。lang="ja"は「このページの言語は日本語です」という意味で、検索エンジンやスクリーンリーダーが言語を正しく判定するために使われます。
Step 3 head部(<head>〜</head>)
ページに直接表示されない情報(メタデータ)を記述する領域です。文字コード、ページタイトル、CSSの読み込みなどをここに書きます。
Step 4 <meta charset="utf-8">
文字コードをUTF-8に設定します。UTF-8は日本語を含む世界中の文字を扱える文字コードで、現在のWeb標準です。これを書き忘れると日本語が文字化けする原因になります。
Step 5 <title>
ページのタイトルを設定します。ブラウザのタブや検索結果に表示される重要な要素です。
Step 6 body部(<body>〜</body>)
ページに実際に表示される内容を記述する領域です。テキスト、画像、リンクなど、ユーザーに見せたいすべてのコンテンツをここに書きます。
Step 7 <!--コメント-->
<!-- -->で囲んだ内容はコメントとして扱われ、ブラウザには表示されません。コードのメモや説明を書くのに使います。
HTMLの基本ルール
HTMLを書く上で、いくつかの基本的なルールがあります。
<!-- タグは開始タグと終了タグのペアで使う -->
<p>段落の内容</p>
<!-- コード上の改行はブラウザでは無視される -->
<p>この文章は
コード上では2行ですが
ブラウザでは1行で表示されます</p>
<!-- 改行するにはbrタグを使う -->
<p>1行目<br>2行目<br>3行目</p>
<!-- 新しい段落にする場合はpタグを使う -->
<p>最初の段落</p>
<p>次の段落(段落間に自動で余白が入る)</p>
HTMLでは、コード上で改行やスペースを入れても、ブラウザの表示には反映されません。改行したい場合は<br>タグ、段落を分けたい場合は<p>タグを使います。この仕組みは最初は戸惑いますが、HTMLの最も基本的なルールの1つです。
- Visual Studio Code(VS Code): 無料で高機能。初心者からプロまで幅広く使われている
- Sublime Text: 軽量で高速。シンプルな操作性
- メモ帳(Windows): インストール不要ですぐ使えるが、機能は最小限
- 拡張子を
.htmlではなく.txtのまま保存すると、ブラウザで正しく表示されません - タグの終了タグ(
</p>等)を忘れると、レイアウトが崩れる原因になります <meta charset="utf-8">を書き忘れると日本語が文字化けします- WordやGoogleドキュメントで保存するとHTMLファイルとして正しく動作しないため、必ずテキストエディタを使用してください
まとめ
- HTMLファイルはテキストエディタで作成し、拡張子を.htmlにして保存する
- <!doctype html>でHTML文書であることを宣言する
- head部にはメタデータ(文字コード、タイトル等)を書く
- body部に実際に表示するコンテンツを書く
- HTMLではコード上の改行は無視されるため、<br>タグや<p>タグを使う
- <meta charset="utf-8">は日本語の文字化け防止に必須