基本

Django環境構築入門|インストールからプロジェクト作成まで

Django 環境構築 初期設定

Django環境構築入門
インストールからプロジェクト作成まで

Djangoのインストールからプロジェクト作成、初期設定までを解説します。

こんな人向けの記事です

  • PythonでWeb開発を始めたい人
  • Djangoの環境構築手順を知りたい人
  • settings.pyの初期設定を理解したい人

Step 1Djangoとは

Djangoとは、PythonのサーバーサイドWebフレームワークで、Webアプリケーションの作成に広く使われています。管理画面の自動生成やORM、認証機能などが標準で備わっており、効率的な開発が可能です。

Instagram、Pinterest、Mozilla などの大規模サービスでも採用されている実績があります。

Step 2仮想環境の作成

Djangoをインストールする前に、プロジェクト専用の仮想環境を作成します。仮想環境を使うことで、プロジェクトごとにパッケージのバージョンを独立して管理できます。

ターミナル
# 仮想環境を作成
python -m venv venv

# 仮想環境を有効化(Mac/Linux)
source venv/bin/activate

# 仮想環境を有効化(Windows)
venv\Scriptsctivate
実行結果
(venv) $ 

ターミナルの先頭に(venv)と表示されれば、仮想環境が有効になっています。

ポイント: 仮想環境を使わずにインストールすると、他のPythonプロジェクトとパッケージのバージョンが競合する可能性があります。プロジェクトごとに仮想環境を作成するのがベストプラクティスです。

Step 3Djangoのインストール

仮想環境が有効な状態で、以下のコマンドでDjangoをインストールします。

ターミナル
pip install django

インストール後、バージョンを確認して正しくインストールされたか確認します。

ターミナル
python -m django --version
実行結果
5.1.4

Step 4プロジェクトの作成

プロジェクトを作成したいフォルダに移動し、以下のコマンドを実行します。

ターミナル
django-admin startproject myproject

このコマンドを実行すると、以下のフォルダ構造が生成されます。

フォルダ構造
myproject/
    manage.py           # プロジェクト管理用コマンドツール
    myproject/
        __init__.py     # Pythonパッケージ認識用
        settings.py     # プロジェクト設定ファイル
        urls.py         # URLルーティング設定
        asgi.py         # ASGI設定(非同期サーバー用)
        wsgi.py         # WSGI設定(本番サーバー用)

Step 5settings.pyの初期設定

プロジェクトフォルダ内のsettings.pyを開き、以下の3点を設定します。

1. osモジュールの追加

settings.py
from pathlib import Path
import os

2. 言語・タイムゾーンの日本語化

settings.py
LANGUAGE_CODE = "ja"

TIME_ZONE = "Asia/Tokyo"

3. テンプレートパスの設定

settings.py
TEMPLATES = [
    {
        "BACKEND": "django.template.backends.django.DjangoTemplates",
        "DIRS": [os.path.join(BASE_DIR, "templates")],
        "APP_DIRS": True,
        "OPTIONS": {
            "context_processors": [
                "django.template.context_processors.debug",
                "django.template.context_processors.request",
                "django.contrib.auth.context_processors.auth",
                "django.contrib.messages.context_processors.messages",
            ],
        },
    },
]

注意: LANGUAGE_CODE"ja"に設定すると、管理画面やバリデーションメッセージが日本語で表示されます。英語のまま使いたい場合は変更不要です。

Step 6テンプレートフォルダの作成

プロジェクト直下にtemplatesフォルダを作成します。このフォルダにHTMLテンプレートファイルを配置します。

ターミナル
mkdir templates

注意: テンプレートフォルダの場所が正しくないと、テンプレートが見つからずエラーになります。settings.pyのDIRS設定と実際のフォルダパスが一致しているか確認してください。

Step 7開発サーバーの起動

設定が完了したら、開発サーバーを起動して動作確認を行います。

ターミナル
python manage.py runserver
実行結果
Watching for file changes with StatReloader
Performing system checks...

System check identified no issues (0 silenced).
Django version 5.1.4, using settings 'myproject.settings'
Starting development server at http://127.0.0.1:8000/
Quit the server with CONTROL-C.

ブラウザでhttp://127.0.0.1:8000/にアクセスし、Djangoのウェルカムページが表示されれば環境構築は完了です。

ポイント: 開発サーバーはファイルの変更を自動検出して再起動します。コードを変更するたびにサーバーを手動で再起動する必要はありません。ただし、settings.pyの変更時は手動での再起動が必要な場合があります。

まとめ

  • 仮想環境を作成してからDjangoをインストールする
  • django-admin startproject プロジェクト名でプロジェクトを作成する
  • settings.pyで言語・タイムゾーン・テンプレートパスを設定する
  • templatesフォルダを作成し、settings.pyのDIRSと一致させる
  • python manage.py runserverで開発サーバーを起動して動作確認する