DjangoのORMでデータベースから1件のデータを取得するには、get()メソッドを使用します。主キーや特定の条件を指定して、該当するレコードをモデルインスタンスとして取得できます。ここでは、get()の基本的な使い方とエラー処理を解説します。
基本的な使い方
views.py
model = Company.objects.get(pk=1)
print(model.name)
説明
Step 1getメソッドによるデータ取得
Djangoでは、以下の形式でモデルからデータを取得することができます:
モデル名.objects.get(取得するモデルの条件)
例えば、特定のIDを持つデータを取得する場合:
company = Company.objects.get(pk=1)
上の例では、Companyモデルのpkが1のデータを取得しています。
ポイント
注意: getメソッドでは、条件に一致するデータが複数ある、データがないときはエラーとなります。
Step 2取得したデータへのアクセス
取得したモデルデータのフィールドには、以下の形式でアクセスすることができます:
モデルを代入した変数.フィールド名
例:
company = Company.objects.get(pk=1) company_name = company.name company_address = company.address
この方法で、モデルのすべてのフィールドにアクセスできます。
Step 3様々な条件でのデータ取得
getメソッドでは、様々な条件を指定してデータを取得できます:
# 名前で検索 company = Company.objects.get(name="テスト株式会社") # 複数条件の組み合わせ employee = Employee.objects.get(name="山田太郎", department="営業部") # 大文字小文字を区別しない検索 company = Company.objects.get(name__iexact="test") # 前方一致検索 company = Company.objects.get(name__startswith="テスト") # 数値の範囲検索 employee = Employee.objects.get(age__gte=30) # 30歳以上
条件の指定方法は豊富で、様々なクエリを実現できます。
Step 4エラー処理
getメソッドは条件に合うデータがない場合や、複数ある場合にエラーを発生させます:
try:
company = Company.objects.get(name="存在しない会社")
except Company.DoesNotExist:
# データが存在しない場合の処理
print("該当する会社は見つかりませんでした")
except Company.MultipleObjectsReturned:
# 条件に一致するデータが複数ある場合の処理
print("複数の会社が見つかりました")
実際のアプリケーションでは、このようにtry-except文でエラー処理をすることが推奨されます。
ポイント
代替方法: 条件に一致するデータが複数ある可能性がある場合や、データが存在しない可能性がある場合は、filter()メソッドを使用し、結果のリストを確認する方法や、get_object_or_404()を使用する方法も検討してください。
まとめ
get()メソッドで条件に合う1件のデータを取得できるpk=値で主キーを指定して取得するのが最も一般的- 条件に合うデータがないと
DoesNotExistエラーが発生する - 複数のデータが該当すると
MultipleObjectsReturnedエラーが発生する - 実装時は
try-exceptでエラーハンドリングするのが推奨される - データが存在しない可能性がある場合は
filter().first()も検討する